AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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近距離解放のボケ重視か、解像とボケをバランスよく使用するかを選べるレンズ

「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art」を購入した事により、私の持つ単焦点レンズは20mm、35mm、85mm、135mmの計4本となりました。

4本となると撮影にどれを持ち出し、置いていくのか悩むようになりました。そして35mmと85mmを50mmで1本化できないかと考えました。

50mmはリーズナブルな価格帯で純正品にはf1.8とf1.4があり、少し変わった焦点距離で高額な58mmというレンズがあるのを知りました。

無理に節約を考えても上位の物が欲しくなるという自分自身の性格を理解していたので、2018年2月5日「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」を購入しました。

マニュアルフォーカスでも良ければ「NOKTON 58mm F1.4 SL II S」がリーズナブルでおすすめです。


二つのプラン

「f2.2が描写の方向性を分ける」

解放で奇跡の一枚か、絞って確実な一枚。このレンズはどちらか二択で撮影を行うのが最も効果的な使い方です。

近距離解放f1.4ではボケに特化した芯のないソフトな絵が撮れます。とろけるような、そしてなだらかなボケのある写真が撮れます。

少し絞ったf2.2あたりになると、ピント面の解像・ボケ・口径食の改善などレンズの特性をバランス良く活用する事が可能です。

ネット上では「癖の強いレンズ」などと表現されていますが、中距離~遠距離特化の設計で作られているので、特化した距離に入るとかなり解像します。

f1.4なのに385g

「レンズが入っていない様な軽さ」

高価なf1.4のレンズにも関わらず385gと非常に軽いです。これにより組み合わせるボディにもよりますが取り回しが楽です。

同じf1.4では「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」の280g「NOKTON 58mm F1.4 SL II S」320gともっと軽いレンズもあります。

「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」は280gと軽く解放値もf1.4なので、ボケに不満がなければリーズナブルで比較購入の対象だと思います。

「NOKTON 58mm F1.4 SL II S」も320gと軽いですが、こちらはマニュアルフォーカスになります。ですがボケは非常に美しく、色乗りも素晴らしいです。

フリンジに要注意

「驚く程に発生するフリンジ」

軸上色収差は価格を考慮した場合、残念なぐらい発生する場合があります。特に輝度差の激しい部分においての発生は盛大です。

レンズの設計上、近距離の色収差は補正されていない為、輝度差の激しい部分を避けるか絞る事によって改善・対策を行います。

もちろん「Adobe Lightroom」等のソフトウェアで色収差補正を行えばフリンジを除去できます。

最後に

近距離解放のボケ重視か、解像とボケをバランスよく使用するかを選べるレンズです。f2.2が描写の方向性を分ける一風変わった奇妙なレンズです。

レンズは全群繰り出しでAF速度は遅いですが「購入して良かった」と思える写真は沢山撮影する事ができました。

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