点滅するイルミネーションは点滅パターンの確認を。イルミが多い画角と構図を考察し、混雑する場所では周囲に配慮した撮影を。
2019年初のポートレートはどんな計画にしようかと撮影会をチェックしていました。
そんな中「マシュマロ撮影会」さんの「よみうりランド撮影会」が目に留まりました。
しかも世界的照明デザイナー「石井幹子」さんプロデュース「ジュエルミネーション」。
2019年2月1日「マシュマロ撮影会」モデル「李マリ」さんの撮影に行ってきました。
こんな豪華な場所に撮影許可が下りているというありがたい状況下での撮影でした。
(2020年現在、撮影許可は難しいようです。)
点滅パターンの確認
Nikon D850 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「点滅のパターンを確認しよう」
点滅するイルミネーション(以下イルミ)は、その場所の点滅パターンを確認しましょう。
ファインダーを覗きながらパターンを見計らっても撮影は可能ですが、効率は悪いです。
また、モデルさんのポージング時間も無駄に長くなってしまい、疲労してしまいます。
まずは最初に場所を決め、点滅のパターンを一緒に確認してから撮影を行いましょう。
お互いに共通意識を持つ事によりストレスや疲労の低減、意思疎通の向上が可能です。
画角と構図について
Nikon D850 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「イルミが多い構図の考察」
イルミが途切れる場所は画角と構図でイルミが可能な限り多く入る様、考察しましょう。
一見簡単な話ですが、他の来場者様の迷惑にならないよう構図を探すのは少し困難です。
お勧めとしては機材の設置は後回し、立ち位置となる場所にピントを合わせ確認します。
これにより得られる背景を確認した後、他の来場者様がいないタイミングで撮影します。
そうする事で短い時間で構図の発見が可能です。長時間の占領撮影には注意しましょう。
困難な事項は後処理で
Nikon D850 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「割り切る事も重要です」
混雑する場所では過度な設定の追い込みやストロボの追加を行わず撮影を行いましょう。
光源の拡散が行えず固い影が生じる、光源逆側が光量不足など追い込む問題は様々です。
その場合、逆転の発想で撮影時に拘れない状況下でも後処理で補う事で対処しましょう。
「ピントが合っており白飛び・黒つぶれなければ対処可能」という事も立派な技術です。
現場で完成まで追い込む事も立派な技術ですが、周囲に配慮した撮影も立派な技術です。
最後に
Nikon D850 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
点滅するイルミネーションは、撮影前に点滅パターンの確認を行いましょう。
イルミが多い画角と構図を考察し、混雑する場所では周囲に配慮し撮影を行いましょう。
絶景のイルミポートレートでしたが混雑する場面もあり基本は一灯で撮影を行いました。
この撮影を通して意図せぬ顔の影、光源逆側の光量不足について学ぶ事ができました。
現場でのISO感度と光量等の調整で賄えない場面もあり、後処理の勉強にもなりました。
寒い中の撮影にも関わらず、カメラマンの私よりモデルさんの方が元気な撮影でした。
慣れてきた夜の撮影ですが、やはり新しい気付きや発見はあり、そして楽しかったです。
ありがとうございました。
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