AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED

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スマートフォンの普及により現代では標準域とも扱われる画角の「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」。周辺減光・パースペクティブ・絞った際の点光源を上手く調整し、風景・ポートレートなど多彩に使いこなそう。

シャープで美しいボケ「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」(以下28mm f1.4E)。

「105mm f/1.4Eとコレがあれば他に何も要らない」とレビューされていました。

そこまで言われると24mmを所持していますがどうしても使ってみたくなりました。

風景のレビューは他に沢山あるので、人物撮影で使用した際の感想を書いてみます。

>24mm f1.4Gについてのブログはこちら

>105mm f/1.4Eについてのブログはこちら

周辺減光について

「周辺ではなく全面減光」

周辺減光についてですが、開放値f1.4では周辺減光ではなく全面減光を起こします。

ほぼf2.2で使用しており気付きませんでしたが、ポートレート撮影で気付きました。

この現象については予め理解し、開放時に注意して撮影すれば問題は起こりません。

ちなみに開放からピント面は24mmより解像します。この辺りは非常に現代的です。

パースペクティブ

「穏やかですが広角らしい」

パースペクティブについては穏やかですが広角らしいパースペクティブが現れます。

24mmや35mmを常用している方にとっては、慣れるまで時間がかかるかもしれません。

ただ、最近のスマートフォンの画角に近いので、意外と早く慣れる事ができました。

解像力や光学性能も高く、画角感が身に付けば非常に重宝するレンズになりました。

絞った際の点光源

「周辺の四角ボケに要注意」

開放から少し絞った際、周辺の点光源の四角ボケに要注意して撮影を行いましょう。

私は購入時から開放値f2.2ぐらいで使用していたのでイベント撮影で気付きました。

なので後日のポートレート撮影の際、思い切って開放f1.4で撮影を行ってみました。

結果、レモン型にはなりましたがとても良い周辺の点光源ボケで撮影が行えました。

(開放値f2.2の周辺点光源はこんな感じ)

最後に

スマートフォンの普及により現代では標準域とも扱われる画角の「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」。

周辺減光・パースペクティブ・絞った際の点光源を上手く調整し、風景・ポートレートなど多彩に使いこなそう。

モデルさんと予定が合う日に28mm f/1.4Eを主に使用して撮影を行ってみました。

結果、開放値f2.2ぐらいで使用していた際の「過大評価かな?」と感じていた疑念。

この日を境に疑念は見事に晴れました。このレンズは大変素晴らしいレンズです。

ご協力下さったモデルさん、小田急さん、JR東日本さん、ありがとうございました。

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コメント

  1. 不勉強で申し訳ないですが、全面減光って初めてききました。

    • 「老人と文学社」さんが生み出した新しい言葉なので(「っていうかこれ周辺減光じゃなくて全面減光だね、全面減光」)見出しでは使いませんでした。ですが確かに使ってみると開放だと画像全域がかなり暗くなりました。

      • 返信ありがとうございます。周辺減光が始まる特性がほぼ中心から顕著と言う事ですね、イメージできました。周辺減光は現像で対応できるので、別途ご指摘の点光源の四角ボケ回避の観点からも開放で使った方がよさそうですね。これら特性にも目を向け検証して撮影されているのは凄いです。参考になります。

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