Nikon Z9

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起動時間約0.4秒でセンサーシールドを備えた4軸チルトモニターのフラッグシップミラーレス「Nikon Z9」。高効率RAWでファイルサイズを抑え、向上した瞳AFの精度と3Dトラッキング機能。高速書き込みや暗所撮影における様々な機能を活用し撮影の幅を最大限に広げよう。

「Nikonのミラーレス、ハイエンド・フラッグシップモデルは約4,571万画素となる。」

「Nikon D850・Nikon Z7II」の約4,575万画素とほぼ同じとの噂で興味が湧きました。

「野鳥撮影もスポーツ・報道も撮影しない人間に果たして必要なのか?」という疑問。

ですが個人的な条件に合う約4,571万画素なので予約し購入して考える事にしました。

同時期には「NIKKOR Z 40mm f/2」「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」なども購入しました。

>「NIKKOR Z 40mm f/2」についてはこちら

>「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」についてはこちら

> 使用例「春のポートレート」についてはこちら

> 使用例「イングリッシュローズの庭」についてはこちら

起動時間について

「一眼レフのようなスピード」

「Nikon Z9」は起動の時間が一眼レフのようなスピード。約0.4秒で撮影が可能です。

「Nikon Z6/Z7/Z6II/Z7II」は起動に約1秒程度かかるので、利便性が向上しています。

またスリープ状態からの復帰も同様に速いので、人物撮影に関わらず非常に便利です。

「センサーシールド」はONであってもOFFであっても特に変化はないように感じます。

センサーシールド

「レンズ交換時に安心で嬉しい機能」

新たに搭載されたセンサーシールド機能は、レンズ交換の際に安心で嬉しい機能です。

これまでの機種では裏技的な方法でしか、シャツターを閉めるしかありませんでした。

褒められた方法ではなく閉めているのはシャッターなので別の意味で危険な状態です。

閉めているシャッターに何かあった際には、撮影が不可能になる危険性がありました。

(「Nikon Z9」ではSSが1/32,000までとなり、メカシャッターは廃止されています。)

4軸チルトモニター

「ハイ・ローアングルの際に便利」

縦横4軸チルトモニターによる利便性向上はハイ・ローアングル撮影の際に便利です。

特にカメラを縦に構えた際など、ハイ・ローアングルで光軸を外さず撮影が可能です。

ただハイアングルの場合、下には23度までしか傾きません(上には90度まで傾きます)。

過度な縦位置のハイアングル撮影では、左側・左手でグリップを握った方が便利です。

高効率RAWで

「ファイルサイズを抑えた撮影が可能」

高効率RAWでファイルサイズを抑えた撮影が可能になり、撮影の枚数が増加しました。

RAW(高効率★)では約33MB、RAW(高効率)では約22MBまでファイルサイズが減少。

RAW(高効率★)の時点でpSLCのCFexpressなら20コマ/秒連射で無限に撮影可能です。

また、驚く程データの劣化は少なく、ソフトウェアが対応していればかなり便利です。

瞳AFの精度が向上

「フォーカスポイント外の瞳も追従」

瞳AFの精度が向上し、またフォーカスポイント外の瞳にも追従するようになりました。

ワイドエリアAFから外れると追従しない「Nikon Z7II」などと比較し使いやすいです。

追従性に関しては「Nikon Z7II」よりも向上しましたが飛躍的は大袈裟だと感じます。

また逆光時の瞳AFも発動する確率が高くなりましたがこちらも飛躍的ではありません。

3Dトラッキング機能

「ミラーレス機「Nikon Z9」で復活」

ミラーレスになって消滅した3Dトラッキング機能が「Nikon Z9」では復活しています。

一眼レフ機で備わっていた機能ですが四隅まで追従するよう進化して帰ってきました。

それまでのミラーレス機では「ターゲット追尾AF」がそれに等しい動作と機能でした。

ですが俊敏な動きに弱くAFの枠も大きいので、精度良く撮影するのには不向きでした。

暗所撮影における機能

「スターライトビューで-8.5EV」

暗所撮影における機能が搭載され、特に「スターライトビュー」が有効な新機能です。

撮影画面が明るくなり、AFの低輝度限界性能を最大-8.5EVまで拡張する事が可能です。

また従来の「ボタンイルミネーション」新機能「赤色画面表示」も追加されています。

仕事も趣味でも日中屋外での撮影が多いので、いつか自分自身でも試してみたいです。

電子音の音量が

「小さくポートレート撮影では不利」

電子音の音量が小さく、ポートレート撮影では不利に働く事が多いという結果でした。

望遠域のレンズになってくるとモデルさんは、いつ撮影するのか分からないようです。

AFの合焦音を頼りにしポージングを固めているようなので、声掛けが必要となります。

「Nikon D6」同等の高い防塵・防滴性能となった弊害が表れているのかもしれません。

(「Nikon Z7II」を0.0dbとすると「Nikon Z9」は-6.5dbになり、抜けも悪いです。)

ミラーレス機としては

「非常に重く重量は約1,340g」

ミラーレス機としては非常に重く重量は約1,340g、まるで一眼レフ「Nikon D6」です。

「Nikon D6」の約1,450gと比較しても「Nikon Z9」は約1,340g、約110g軽いだけです。

「Nikon Z6/Z7/Z6II/Z7II」で問題のない状況では無理に使用しても意味はないです。

ほぼ同じ画素数で約700gの「Nikon Z7/Z7II」などの方が重量の面において快適です。

CFexpress Type B

「ダブルスロットで高速化」

CFexpress Type Bはダブルスロットで2枚搭載可能になり、以前の機種より高速です。

ただCFexpressカードは高速が故に問題も多く、pSLCの規格を選定した方が無難です。

(「DELKIN」「ProGrade Digital」「SUNEAST」「Wise」などからpSLC規格の商品を)

またスロットの蓋は取り外す事が可能で、アダプター運用でM.2に直接記録可能です。

Ver.2.00以降になり

「8.3K/60pやプリキャプチャ機能」

Ver.2.00以降になり「8.3K/60p」や「プリキャプチャ機能」などが搭載されました。

12bit「N-RAW」では「8.3K/60p」、「ProRes RAW HQ」では「4.1K/60p」となります。

「プリキャプチャ機能」はシャッターを切る前から記録する機能で、最大1秒前まで。

また「カスタムワイドエリアAF」機能も搭載され、AFの使い勝手が良くなりました。

(Ver.2.10では「Capture One」でテザー撮影が出来なくなる不具合が起きています)

最後に

起動時間約0.4秒でセンサーシールドを備えた4軸チルトモニターのフラッグシップミラーレス「Nikon Z9」。高効率RAWでファイルサイズを抑え、向上した瞳AFの精度と3Dトラッキング機能。高速書き込みや暗所撮影における様々な機能を活用し撮影の幅を最大限に広げよう。

一度も購入を考えなかった「Nikon D6」などのハイエンドモデル・フラッグシップ機。

妻に「大は小を兼ねるから」と言われ約2,100万画素のモデルは見送りしていました。

そして予約発売日の2021年11月2日。幸か不幸か仕事がお休みの日で自宅にいました。

予約開始当日の10時から20分遅れでしたが、発売日の12月24日に何事もなく無事到着。

2022年8月現在も仕事では使用不可ですが、プライベートで慣れて行こうと思います。

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感想(6件)

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コメント

  1. 充電器コンパクトでいいですね~。キヤノンは相変わらず無駄に大きいです。

    • 充電器は昔から色々言われていたのでコンパクトなのは嬉しいです。ただバッテリーが3個ある場合においては、2個同時に充電可能?なタイプの方が使いやすそうに感じますね。

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