超広角レンズが無くても超広角の撮影は可能。パノラマ撮影で攻略しよう。
2017年12月6日、式場イベント「ココフリ at ANGELA」のチャペル撮影の日になりました。先日のシェアスタジオ撮影でご一緒したお友達から撮影をお願いされていた撮影でした。
この日のチャペル撮影は25分間の制限時間で撮影を終えなければならない大変重要なイベントでした。参加したメンバーは先日のシェアスタジオ撮影同様、私を含め計3人での参加でした。
超広角レンズの必要性
Nikon D850 TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)
「20mmは不要であろうという誤ったレンズ選択」
最大の失敗は画角感が身に付いていない素人のレンズ選択が原因でした。「20mmだとパースが付きすぎるから下がって撮影しよう」と考えた私は「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」を持参せずイベントへ参加しました。
そして会場では想像とは全く違う、後ろに下がれないという惨劇の状況となりました。当然の末路ですが天井まで入らない撮影で25分間の制限時間を終える事になりました。
「コスプレイヤーズアーカイブ」というサイトがあり、過去に同会場で撮影され、掲載された写真は予め確認はしていました。2020年今現在の知識で撮影写真を見ると超広角、モデルさんはチャペルの祭壇よりずっと手前に立ち撮影されたものだと理解できます。
望遠レンズで広角に撮る
Nikon D850 TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)
「パノラマポートレート撮影をすれば良かった」
この失敗を機にパノラマ撮影を学びました。パノラマ撮影という盲点に気付いのはこれより後の話です。ですがこの日の状況は、パノラマ撮影という技術さえ持ち合わせていれば撮影可能でした。
135mmという中望遠レンズの購入前、ネットで検索をしていると135mmを使いこなす猛者として3人のカメラマンの名前が挙がっていました。そして、その中に「Ilko Allexandroff」さん(以下イルコさん)という日本にいる外国人カメラマンの名前がありました。
YouTubeでポートレート撮影等について配信していると聞き、早速複数の動画を拝見しました。ストロボを使ったポートレート撮影は素人にとって非常に斬新で面白く、ほぼ全ての動画を観て取り入れていきました。
そしてその中に知識があれば撮影可能だった85mmや135mmで広角に撮影する動画が上がっていました。「これを知っていれば撮影できたんだ」と、驚くと同時に悔しい気持ちになりました。
24mmでもパノラマ撮影可能
Nikon D750 AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
「超広角レンズでもパノラマ撮影は可能」
この日は35mmと85mmしか持っていませんでしたが、慣れてくれば24mmですらパノラマ撮影は可能でした。イルコさんの動画の通りに撮影を続けていくうちに135mm、85mm、58mm、35mm、容易くはありませんが24mmでもパノラマ撮影ができるようになりました。
20mmを持参していればという考えはあまりにも浅はかで、無知無能な思考であったと痛感しました。フィルムしかない時代では簡単にはできなかった事かもしれませんが、デジタルの今の時代、有料ソフトを購入するまでもなくパノラマ撮影の合成が行えます(Windows Image Compose Editor等)。
最後に
Nikon D850 TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)
超広角レンズが無くても超広角の撮影は可能で、被写体や背景に極度の動きのない場面においてはパノラマ撮影で攻略ができる事を知り、学びました。
この日を境にコスプレイヤー兼カメラマンの勉強会を開催したり、モデルさんの撮影会に積極的に参加するようになりました。そしてその撮影の際は忘れていたり、時間の余裕がない場合を除き、必ずパノラマ撮影は行っています。
居住している国・環境などが異なる為、その他135mmを使いこなす猛者と呼ばれている「Elena Shumilova」さん「Lisa Holloway」さんのような絵はまだ撮れていません。
私をご指名下さったお友達には大変申し訳のない撮影結果となりましたが、とても非日常的で楽しい時間をありがとうございました。
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