「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art」は最短撮影距離0.875mと強烈な解像力・ボケを持つ極上の中望遠単焦点レンズ
85mmより更なる中望遠レンズ、135mmを使いこなす猛者と呼ばれている「Elena Shumilova」さん「Lisa Holloway」さん「Ilko Allexandroff」さん(以下イルコさん)の作品にすっかり魅了されてしまいました。
そしてイルコさんが紹介していたYouTubeで決心が付き「Carl Zeiss Milvus 2/135 ZF.2」と悩んだ末、2018年1月6日「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art」を購入しました。
最後は私がコスプレイヤーでありAFに対応していないと自撮りが困難な点、また私のカメラを他の方が使う場面も多い為、AFが付いたこちらのレンズを選びました。
強烈な解像力・ボケ
Nikon D750 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「ボケも解像力も最高クラス」
見事なまでの解像力とボケです。「最高性能を追求した」「5,000万画素以上に対応する」と謳われているだけの事はありました。
このレンズで初めてピンずれのないレンズを購入したせいもあるかもしれませんが、強烈な解像力でした。
ボケも濁りがなく非常に綺麗だと感じました。「とろける」という言葉がよくボケを表現する時に使われますが、このレンズにはあまりふさわしくありません。
このレンズは言葉で表現するのなら「透き通った濁りなきボケ」と表現すべきだと思います。
最短撮影距離0.875mの魅力
Nikon D850 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「85mmと同等に寄れるが135mmの方が汎用性が高い」
135mmであるにも関わらず最短撮影距離0.875mというのは相当に魅力的です。特に小さなものを撮影する際に極めて効果的です。
広角で寄って撮影する場合、歪みや影などに対する配慮が必要です。標準だとそれほど寄る事はできませんし、背景も多少残ってしまいます。
85mmだと背景はそれなりに消えますが、135mmはそれ以上に消えます。そして135mmは85mmとほほ同じ最短撮影距離を持っています。
85mmはAPS-C機で使用、もしくはフルサイズ機でx1.5クロップすれば127.5mmで使えます。
ですが135mmをAPS-C機で使用、もしくはフルサイズ機でx1.5クロップすれば202.5mmとなり、更に汎用性は高くなります。
最短撮影距離0.875mとAPS-Cでの使用、有事の際のx1.5クロップによる202.5mm、こういった点でも非常に魅力的です。
意外と持ち易い
Nikon D750 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
「フードに傾斜がなく、かつ長いのでホールドしやすい。」
購入してから気が付いたのですが、このレンズはかなりホールドしやすいです。そしてフォーカスリングも大きく滑らかです。
近い大きさ・焦点距離を持つレンズとして「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED」を所持していますが、135mmの方がホールド感も良く、フォーカスリングも使い心地が良いと感じました。
その他の特徴としてAF/MFスイッチの他に、1.5mm以遠と以短でAF作動範囲を制限するフォーカスリミットスイッチが付いています。
スイッチは少し柔らかく軽い力でも切り替わるので注意が必要です。
最後に
Nikon D850 SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
最短撮影距離0.875mで強烈な解像力・ボケを持つ「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art」は極上の中望遠単焦点レンズです。コスプレ撮影やポートレート撮影などではかなり利用し、素晴らしい作品を残す事ができました。
また、135mmを購入した際に練習しようと思っていたパノラマポートレートも、それほど苦労せず撮影する事ができました。歪みが非常に少なく、ホールドしやすいというレンズの特徴に救われました。
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