春のポートレート

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角度や位置を考察し構図と配色を変えてみよう。ハイアングル撮影は狭い場所では効果的で実用的。絞りの値については背景との関係・関連性を考慮し、逆光撮影の場合には部分・スポット測光を選択しよう。

2022年の桜のポートレート撮影は4月3日の予定で進めていましたが当日は生憎の雨天。

時期を逃して桜もほぼ散り果て、桜ポートレート撮影は失敗に終わってしまいました。

ですが冷静に考えてみると、桜ばかりが春と決めつけている固定概念に気付きました。

桜という固定概念を取り払い見えてきた「チューリップ」「菜の花」などの春のイメージ。

そして2022年4月10日「国営昭和記念公園」で、春のポートレート撮影を行いました。

モデルさんは「かすみ」さん、ロリータファッションの似合う大変可愛らしい方です。

機材も新調しており、どのような新しい気付き・発見があるのか、大変楽しみでした。

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角度や位置を考察し

「構図と配色を変えてみよう」

場所・場面にもよりますが角度や位置を考察し、構図と配色を変えて撮影しましょう。

所謂ハイ・アイ・ローアングルなのですが、構図・配色・ボケ等全てに影響が出ます。

この日のチューリップではアイアングル・ハイアングルでの撮影が最も効果的でした。

ローアングル撮影は、チューリップの配色が極端に過小となり、面白みに欠けました。

ハイアングル撮影は

「狭い場所では効果的で実用的」

ハイアングル撮影は通行人が多く狭い場所では効果的で実用的だと勉強になりました。

来園されている他のお客様を入れず、かつお花の配色を多く取り入れる事が可能です。

ただし広角レンズを用いてハイアングル撮影する場合、歪みに注意し撮影しましょう。

今回は偶々40mmでモデルさんがスカートであった為、それ程気にはなりませんでした。

絞りの値については

「背景との関係・関連性を考慮」

絞りの値については背景との関係・関連性を考慮した絞りの値を考え撮影しましょう。

モデルさんと前後の背景の距離が近い場合は、ボケが少し騒がしくなってしまいます。

解放F値の小さいレンズを所持していて交換可能な状況であれば交換を行いましょう。

また、今回の様に洋服をなるべく納めたい場合を除き、被写体に近づくのも有効です。

逆光撮影の場合には

「部分・スポット測光を選択しよう」

逆光撮影の場合には部分・スポット測光を選択し、ピントを上手く合焦させましょう。

この設定にしておけば被写体が明るくなり瞳AFなどでピントが合焦しやすくなります。

ただストロボを使用する場合には、ビデオライトやモデリングライトの方が有効です。

どの角度でどの様なライティングをするべきか、撮影前に確認しつつ撮影が行えます。

最後に

角度や位置を考察し構図と配色を変えてみよう。ハイアングル撮影は狭い場所では効果的で実用的。絞りの値については背景との関係・関連性を考慮し、逆光撮影の場合には部分・スポット測光を選択しよう。

桜という固定概念を取り払った春のポートレート撮影は、結果的に大成功を収めました。

お花に埋もれた撮影はまるで新しい物語の始まりのようで、大変幻想的な時間でした。

モデルさんのロリータファッションの相乗効果が素晴らしく、撮影して感動しました。

私は男性でお花とロリータファッションの主人公にはなれないので、感謝しています。

特に菜の花の逆光撮影は最高傑作で「かすみ」さんにお願いして本当に良かったです。

私には表現のできなかった世界観を与えて下さって、本当にありがとうございました。

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