同じ場所・構図でも最低でも4枚以上は撮影し、お花の多い場所ではボケ量を抑えた撮影も行おう。日中~夕刻の撮影は夕刻の逆光の光を意識し、50mm以上の望遠域はストロボや声掛けで撮影の合図を送ろう。
2022年4月に行った「国営昭和記念公園」での春のポートレート撮影は大成功でした。
菜の花の逆光撮影は最高傑作で、また別のお洋服で撮影したいと今でも思っています。
ただ、見返してみると「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の作品が少々不足していました。
元々は機材レビューが主軸となったポートレートだったので、もう一度撮影をしたい。
モデルさんの「かすみ」さんに再度別の日程等でお願いをした所、快諾を頂きました。
そこで、2022年5月20日「横浜ローズウィーク」で、ポートレート撮影を行いました。
場所は「港の見える丘公園」の「イングリッシュローズの庭」で平日に撮影しました。
(撮影許可については三脚使用・長時間の占有を行わなければ構わないとの事でした)
>「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」についてはこちら
同じ場所・構図でも
「最低でも4枚以上は撮影しよう」
同じ場所・構図でも他のお客様に対し注意を行い、最低でも4枚以上撮影しましょう。
間隔を空けて複数枚撮影を行う事で、背景のお客様を後処理で消去する事が可能です。
間隔を空ける理由については予めモデルさんに伝えてから撮影を行った方が良いです。
何も言わず間隔を空けて撮影を行うと、理由も不明でテンポも悪く不安をあおります。
お花の多い場所では
「ボケ量を抑えた撮影も行おう」
お花の多い場所での撮影は、被写界深度を調整しボケ量を抑えた撮影も行いましょう。
ボケ量の多い写真ばかりを撮影すると、せっかくのお花が台無しになってしまいます。
ただしお花の枝などの2線ボケが目立つ様な場面では、逆にボケ量を増やしましょう。
焦点距離やピントの距離でボケ量も変化するので、構図を考えて試行錯誤しましょう。
日中~夕刻の撮影は
「夕刻の逆光の光を意識しよう」
日中~夕刻の撮影は、夕刻の逆光の光を意識して撮影を進めましょう。大変重要です。
逆光により髪にツヤも生まれ、コントラストのある美しく綺麗な写真が撮影可能です。
ただ明暗差で調整が難しく、時間も限られるので撮影者側のデメリットは大きいです。
またアイキャッチも入りづらく、現像での加工・調整等が必要となる場合があります。
50mm以上の望遠域
「ストロボや声掛けで撮影の合図」
50mm以上の望遠域で撮影を行う場合、ストロボや声掛けで撮影の合図を送りましょう。
ストロボでの合図だとチャージ音等で撮影後になりますが、撮影した事が伝わります。
撮影前の声掛けも含めて併用すれば更に撮影をスムーズに進める事が可能になります。
今回の場所は三脚は禁止でしたので、あくまでも合図替わりに使う形で使用しました。
最後に
同じ場所・構図でも最低でも4枚以上は撮影し、お花の多い場所ではボケ量を抑えた撮影も行おう。日中~夕刻の撮影は夕刻の逆光の光を意識し、50mm以上の望遠域はストロボや声掛けで撮影の合図を送ろう。
「横浜ローズウィーク」は「港の見える丘公園」の他にも色々な場所で行わています。
当初は「山下公園」で行う予定でしたが、こちらの方が撮影には最適だと思いました。
変更したのでロケハン無しの撮影でしたが「イングリッシュローズの庭」正解でした。
モデルさんのロリータファッションと薔薇の相乗効果も前回同様素晴らしかったです。
私には表現のできない世界観を与えて下さる「かすみ」さんは本当に素晴らしいです。
ある程度ポートレート撮影は行ってきたつもりですが、まだ見ぬ世界がありそうです。
また機材やロケーションなどがあれば再度「かすみ」さんにお願いしたいと思います。
4月を含めて合計2日間の撮影お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。
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