2016年5月4日、初めて一眼レフカメラを購入しました。今ではある程度の知識も付き趣味として色々な事が出来るようになりましたが、この事で得た成功と失敗による体験は今でもよく覚えています。
ボケのある世界
「適当に撮ってもドラマチックに映る」
カメラマンの負担を少しでも減らそうと「Nikon D5500」を購入しました。レンズは軽くて映りが良いという事で「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を購入。それまで旅行などではコンデジを使っていましたが、ズームなど一度も使った事がなかったのでズームは出来ないけれど軽くて映りが良いらしいのでこれにしようと考えました。
店頭で色々触ってみましたが、約470gのボディと約200gのレンズは軽いなと思いました。店員さんや友人に後から教えてもらったのですが、初めからキットレンズに手を出さず、いきなり単焦点に手を出すのは少数派だそうです。
私がキットレンズに手を出さなかったのは重さや大きさが要因でしたが、上達するのには良い組み合わせだそうです。これで映す世界は適当に撮っても素人にはドラマチックに見えました。どうやれば撮れるのか分からなかったボケのある写真が簡単に撮れるので感動しました。
画角の違和感
Nikon D5500 AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
「こんなに離れないと撮れないの?」
スマホやコンデジに慣れていたのでいざ購入してしばらく使用しているとを「何だか映る範囲が狭いな」と感じました。そして、近づくとピントが合わなくて「あれ?」って思いました。つらいのが今まで難なく撮れていたテーブルフォトというものが少し席を立たないと撮れないのです。
58mmや105mmを愛用している今なら問題なく特性を理解した上で扱えると思いますが、この頃はスマホやコンデジの画角になじんでしまっていたので、どうしても近づけない、映る範囲が狭いというのが嫌で仕方がありませんでした。もし今からこの組み合わせで知識のない方が購入される場合は、この事を理解した上で購入しないとストレスを感じるかもしれませんね。
APS-Cとフルサイズ
Nikon D5500 AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
「撮っていた画角は52.5mmだったんた」
しばらくこのレンズでイベント等に行っていましたが、後に自分のカメラのセンサーサイズがAPS-Cで、換算52.5mmになっているという事を知りました。結局、旅行に行く前にAPS-Cでもフルサイズでも使い勝手が良いと評判の「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」に買い換えました。
APS-Cで換算30mmとなるこのレンズは本当によく使用しました。映りもさらに透明感が上がったように感じましたし(実際上がっているでしょう)ほど良い画角と寄れる使いやすさが本当に便利でした。後に「D750」というフルサイズ一眼レフを購入しましたがそれでもかなり使用しました。
ただ、フルサイズで使用すると超広角の部類に入るので友人からは「普段使いには広角過ぎる」と言われました。まだ特性が理解できていない頃に言われたので「?」でした。今思えば何でも映りこみ、近づくと場合によっては自分自身の影が映り、湾曲してしまうという事は理解していなかったので分かっているつもりでかなり浅はかだったと思います。
最後に
Nikon D750 AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
コスプレがきっかけとなる一眼レフカメラの購入でしたが、色々な学びがあり、一連を通して得た知識や趣味はとても有意義な事でした。無理に高価な機材を購入する必要はないと思いますが、出かけるのが楽しくなる一眼レフカメラ、気になっている方は今からでも始めてみてはいかがでしょうか?
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