着物撮影の前に柄や髪飾りを確認しよう。中望遠レンズは適切に使用し、桜の色・種類も観察しよう。
「夜の人ですよね」と言われるくらい夜の撮影が多い人になってしまっていた私。
ですが、それと同じくらい着物ポートレート撮影にもすっかり魅了されていました。
そこで2019年のポートレート第2弾には桜と着物のポートレート撮影を選んでみました。
桜は以前コスプレ撮影の時に背景をボカし過ぎてしまっていたので再挑戦となります。
2019年4月7日「マシュマロ撮影会」のモデル「秋元るい」さんの桜と着物撮影でした。
着物撮影の前に
Nikon D850 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
「柄や髪飾りを確認しよう」
撮影に入る前に失礼のないよう、予め着物の柄や髪飾り等を確認し撮影を行いましょう。
着物は基本的に左側(カメラマン視点の場合右側)に柄が多く見えるよう作られています。
また、髪飾りが映るよう出来るだけ顔に角度を付けて撮影を行うと華やかさが増します。
この日はどの点においてもほぼ左右対称で構図等に集中して撮影を行う事ができました。
中望遠レンズは適切に
Nikon D850 AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
「桜が判別できる背景処理」
好みにもよりますが桜ポートレートでは背景の桜が判別できるように撮影をしましょう。
中望遠レンズを多用して撮影を行うと、手前や背景の桜がただの色と化してしまいます。
せっかくの綺麗な桜です。ディティールが分かるよう創意工夫を行い撮影をしましょう。
解放値が小さいレンズの撮影も要注意です。同様に桜がただの色と化してしまいます。
桜の種類も観察しよう
Nikon D850 AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
「同じようで色が違います」
同じエリアでの撮影においてもよく観察をしてみましょう。桜の色が微妙に違います。
根本的に品種の違う桜があるエリアの場合だと幸運です。異なる色彩で表現が可能です。
注意点としてモデルさんの顔の上方にある桜の色被りに注意を行い撮影を行いましょう。
「色被りは凄いがこの場所が良い」という場合は、ストロボや後処理で調整しましょう。
最後に
Nikon D850 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
着物撮影の前に着物の柄や帯の柄、髪飾りなどをあらかじめ確認しましょう。
また、中望遠レンズは適切に使用し、桜の色・種類もよく観察しましょう。
この日は着物姿がほぼ左右対称で天候も良く、とても楽しく良い撮影が行えました。
以前に失敗した反省点を書き出し、対策方法を客観視した撮影が功を成したと思います。
良い場所をお教え下さった点も含めて、本当にありがとうございました。
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