TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)はポートレートレンズの王道であり、手ブレ補正機構というアドバンテージを持つ。
Nikon D750 TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
普段使いの単焦点レンズに「お勧めはありますか?」と友人に訪ね、「35mmと85mmがおすすめです」と助言をいただきました。35mmに関しては2016年12月19日「TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」を購入して使用していました。
そこで同じTAMRON・フィルター径・手ブレ補正機構を持つレンズという事で、2017年3月24日「TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)」を購入しました。
ボケが美しく迫力がある
Nikon D750 TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
「引き寄せられるボケ・引き寄せられる迫力がある」
中望遠ともなると圧縮効果というものが如実に現れました。それまで使用していて最も望遠だったものは「Nikon D5500」と「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」の換算52.5mmでした。
焦点距離が32.5mmも伸び、フルサイズ機に優秀なレンズの組み合わせとなった事もあって驚きました。ボケが美しく、引き寄せられる様な迫力のある写真が容易く撮れるのです。
また、「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」より明らかにクリアな画質でした。恐らく解像力・色収差等が起因するものですね。
手振れ補正がある85mm
Nikon D750 TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
「3.5段分の手振れ補正は望遠レンズでは頼もしい」
35mm以上に手振れ補正(以下VC)が頼もしいです。85mmともなると中望遠の域になる為、初心者がフルサイズ一眼レフに装着して構えたファインダー像は相当に不安定です。
自分なりの構え方が身に付いてくればVCがなくても撮影が容易になってきますが、あるに越した事はありません。3.5段分ともなれば計算上1/10でも手振れしない事になります(人物や花などは被写体ブレがあるので実用性はありませんが)。
VCは35mm同様こちらもシャッターを押して約1秒で発動となっています。また、三脚を使用する際はVCをOFFにしないと誤動作が生じる点も同様でした。
AFが速い
Nikon D750 TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
「85mmではかなりAFが早い部類に入る優秀なレンズ」
店頭での試用ではAFが一番早かったです。比較したレンズは「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」「AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G」「SIGMA 85mm F1.4 DG HSM」との比較でした。
純正である「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」は軽いという利点がありましたがAFが少し遅いと感じました。「AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G」「SIGMA 85mm F1.4 DG HSM」はF1.4の為、F1.8の当レンズより少し遅いのは仕方のない事だと思います。
最後に
Nikon D850 TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD (Model F016)
このレンズを通して中望遠レンズの魅力を知り、圧縮効果について学ぶ事ができました。そして中望遠レンズを購入してからは撮影する際のカメラの構え方などを意識するようになりました。
35mmと85mm、とても良い助言をを元に普段使いのレンズを構成する事ができました。この後、良くも悪くも焦点距離・撮影回数・出費とあらゆるものが次々と伸びていきます。
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